伝えたかった言葉。



目を開けると、潤が

「おはよう。」

優しく微笑んでいる。



いつもの事だ。


いつも、幹太の声が聞こえて、
そしたら、スゥーっと生ぬるい風が吹き、
瞼が軽くなる。


「どうした元気ないぞ?」


ふいに、潤に聞かれた。


『クラスのみんなが・・・』


潤に聞けばわかるかもしれない。


「ねぇ、潤。最近クラスのみんなはどう?」


平然を装って、
問いかけてみた。


「みんな元気だ。」


いつもと違い素っ気ない。

何かあったんだろう。


「本当?なんかあったんじゃないの?」


「・・・・」


無言の潤。

絶対なんかあった。

だっていつもなら、普通に話してくれる。