空色チョコレート

「何?今こっち忙しいのわかるでしょ」


篠原が女子の割にドスのきいた声で言い放った。


2人の女子はそんな篠原の態度にビビりながら話した。


「あの...その子が突き落とされたの、私たちを助けたせいなんです」


「はぁ!?どういう事だよ」


思わず声を荒げた。


「桜、落ち着けって!!」


一樹の声に我に返る。


「...どういう事?」


「それが...」


2人から話を聞く。