空色チョコレート

私は近くにあった大きめの石をつかむと、真っ直ぐに奴らに向かって投げた。


シュッ......


ゴンッ。


「いってぇ!!」


......え、嘘、当たった。


じゃなくて!!


「......ってぇな、何だテメェ!!......って、女?」


「嫌がってるじゃないですか」


「はぁ?」


「迷惑だと言ってるんです」


周りの2人はムッとした顔になるが、中心人物であろう男がニヤニヤ笑って言う。


「まあまあ、そんなに怒らないでよ。キミ、可愛いね♪」


と肩に手を伸ばしてくる。