空色チョコレート

2時間後。


いっぱい泳いで疲れたので、私は崖のある所へと向かった。


「わぁ――――......綺麗......」


さぁっ、と潮風が通りぬける。


「あ、いたいた」


遠くに見える桜たちを見つけて、思わず笑みがこぼれた。


「ちょ......っやめてください!!」


え?何事?


声をした方を見ると、女の子2人が男3人に絡まれてる。


「いーじゃん、遊ぼぉよぉ」

「嫌って言ってるじゃないですか!!」


あ――――......ナンパか。