空色チョコレート

「ね、坂内くん!!どう?可愛いでしょ?小春!!」


菜乃花がニコニコ笑って言っている。


すると桜は、自分の着ていたパーカを脱いで私にかぶせた。


「え...「着てろ」


へ?何で?


「ふ~ん...」


菜乃花はニヤニヤ笑って私を桜を交互に見ていた。


「...何?」


「んーん?アンタ、意外に鈍いねぇ...」


は?鈍くないよ!!


もう、2人とも、何なんだ...。


私は大きなため息をついた。