空色チョコレート

い、痛い...。


「お、お前急に背中掴むなよ!!びっくりしたじゃねえか!!」


そういう桜は頭も服も泥だらけで。


何だか可笑しくて、


「ゴ、ゴメ...ぷっ」


つい、吹き出してしまった。


「何が可笑しいんだよっ」


「だ、だって...超泥だらけ...アハハッ」


「...言っとくけど、お前もだぞ」


え、嘘!?...あ、ホントだ。


頭はさすがに見えないけど、靴下も制服も泥だらけ。


こ、このままで学校行くのか...そう思っていたら。


「俺の家で着替えるか?」


へ?今、何て...


「さ、桜さんもう一回...」


「だーかーら、俺の家で着替えるか?」


あぁ...桜の家で...ねぇ...って、


えぇ――――――――!?