―――――ハッ


「...もう、夕方か...」


窓の外を見てつぶやいた。


...ん?


「...小春?」


小春が、ベットに頭を預けながら気持ちよさそうに寝ている。


え、何で?


...ていうか、男の前で寝顔なんか見せんじゃねえよ。


「...小春。」


「ん...オムライス...」


ブッッ!!!!


オムライスって!!


笑いを必死でこらえていると、小春の眼が薄く開いた。


「...ん~~...坂内くん?」


「おはよ。」


「おはよ~...ってえぇ!?私...!!」


「オムライスは食えたか。」


寝起きで赤かった顔が、さらに赤くなる。


やっぱ、可愛い。