空色チョコレート

面接当日。


お店は、赤茶色の床に真っ白の壁で、大人っぽい雰囲気だった。


「面接の子ね、あっちで店長が待ってるから、ついてきて」


お店の人の案内で一つの小さな部屋に着く。


ドアを開けると、一人の男の人が座っていた。


「こんにちは、店長の坂内です」


...坂内?


店長さんは、店長なのに金髪だった。


この人...


「あ、キミ、桜のお友達だよね」


やっぱり!!


その人は、桜のお父さんだった。