空色チョコレート

「ウチのクラスに何か用か?」


桜が尋ねる。


――――あれ...?


桜の顔が、いつもと...違う。


何で...?


「...小春?」


「...あっ、その...あのね」


すぅ――――...


深く息をする。


「あのね、さく...「坂内!!」


私の声を、知らない男子の声がさえぎった。


そして、私が一番聞きたくなかった事を大きな声で桜に尋ねた。