空色チョコレート

昼休み。


ドクン...ドクン...


心臓が大きく波打つ。


ふぅ――――...よし!!


――――ガラッ!!


「「わぁっ!?」」


急にドアが開いて、ビックリして大きな声が出た。


ドアを開いたのは、桜だった。


「さ、桜...」


「...あぁ、小春...」


桜もびっくりしたようで、眼を見開いている。


『わぁっ!?』じゃない、聞かなくちゃ。


じゃないと私、ちゃんと桜の顔が見れない。