「...そうかよ」


桜は私を睨みつけた。


「...勝手にしろ...!!」


ザッザッ...


早歩きで去っていく。


「...良いの?」


「...私は、間違ってない」


行こ、と菜乃花を更衣室へ引っ張って行った。


気づけば、空は真っ赤に染まっていた。