アリガトウ





いつものことじゃない



いつもはそんなこと言ってこない


いくら相手してなくても


そんなこと言ってこない



私は驚きを隠せなくて




「なによ、急に」


笑ってる私とは逆に真顔なかつ

少しさみしそう


「俺のこと、もう飽きたのかなって
いつもいつもそんな態度だと
そう思うじゃん」


そう言うとゆっくり体が離れ
かつは壁によっかかりながら座った


「ばーか」


きっと、私はつんでれ
普通の人以上に
つんでれ

でも、その
でれ
の部分があんまり出ないから
かつも不満なんだろう


「なんだよそれ」


ふっと、笑ったかつ


「好きだよ。ばかやろー」


そう言って布団を思いっきりかぶった


かつと過ごした時間が長いとはいえ
やっぱりこういうのは恥ずかしい

だからすごく嫌


かつは初彼だし
すべてが初めての人だし
慣れるのってそんな簡単じゃない


逆にそれが長く付き合えてる
秘訣みたいなのかもしれない


結局好きなんだな

こんなかわいくない私を
ここまで愛してくれる人は
もういないってくらい
愛してくれるかつ


感謝しなきゃいけないのかも


久々に好き?と聞いてきたかつ
久々に好きと言った私


この時間がなんか本当に恥ずかしかった



「ゆーかーーーー!!!」


嬉しそうに布団の中に入ってくるかつ
すごい笑顔
なんでそんなに喜んでくれるの
私のなにがそんなに好きなの

疑問だけどまだ聞けない
なんだか恥ずかしい

恥ずかしがり屋なんだ


「もー!いやーーだーーー」

恥ずかしくなった私はベットから
降りようとすると
思いっきり抱きしめられた
思いっきり

「かつ、痛いよぅ」

「ゆかのことこれからも好きだよ」




後ろから囁くかつの甘い声
こんな言葉贅沢すぎる


「あ