あわわわ...と
一人でに慌てるあたしをみて
ご満悦した表情の斎藤くん。
「...ま、学校行くぞ。」
「朝練...なくて良かった。」
因みに金曜日は朝練がない日で
日曜日は部活が休み。
水曜日が部活後に委員会...となっている。
「んー。
間に合わなくても
二人でサボればいいじゃーん。」
と怠そうにいう彼。
「だめだよ!
できる限りは出席しなきゃ...」
「はいはい...
可愛い彼女に言われちゃったら仕方ないよねー...。」
こっちをチラリ、と見る斎藤くん。
「か、からかわないでよ!」
「全然そんなつもりはないんだけどな...」
「っ...お、お世辞も...程々にしてよね!!」
「お世辞じゃねーし。
なんで俺がお前に告白したかわかる?」
「えっ....そんなん...」
「クス...
可愛いし、性格もいいし
鈍感で天然で...
他の男にとられたくなかったからだよ。」
「...っ」
「意外と嫉妬心も独占欲も強いのな
俺って...」
一人で失笑する斎藤くん。
「そ...そうなの??」
「うん...
朱鳥は俺のものだって。
他の男に触らせたくないって...
思っちゃうんだよね。」
