「...嫌だ??」
少しへこんだ顔をみせる。
「ぜんっぜん!!
すっごく嬉しい!!」
「...ふーん?
嬉しいんだ??」
あっ...
時すでに遅し。
まんまと罠にハマってしまった。
「ん?俺とのデート、嬉しいの??
したかったんだ??」
ニヤニヤとあたしを見つめる斎藤くん。
どうにかして話題を...
「さ、斎藤...くん
はやく学校...行かなきゃ...でしょ...」
明らかに動揺してんのバレバレじゃん...これじゃあ。
もっと恥ずかしくなった。
心臓静まれ!
昨日からずっと心臓がパンクしそう...
「心臓に...有給を..」
「え??」
「はっ....あ、あたし今何か言ってた??」
しまった...
やってしまった...
