「あぁっ!朱鳥センパイッ!!!」 そう言って 抱き着いてきたのは 部活の後輩、斎藤サツキちゃん。 2年生になって、 もう、3カ月。 少し、空気が蒸し暑くなってきた季節。 「ちょ...今、汗かいてるよ? 汚いよ?」 サツキちゃんに言うと 「センパイ、良い匂いですよ!!! もう、ローズ!!!ローズみたい!!!」 その例えに思わず笑ってしまった。