「いやいや、愛されてるってそれ。部屋では結構甘いでしょ?」





あ、甘いけど…






「…そんなことないよ、今だって私放って寝てるし」






「あれ、喧嘩?だとしたらこっちにとっては都合がいい。ね、今からどっか行かない?」




「ええー、私森林浴の真っ最中なんだよねー」




「んじゃあこのまま歩こっか。」





裕司は森林浴の真っ最中だっていうのにリラックスどころか小鳥の囀りみたいにずっと喋ってる。






楓、来ないかなあ…






いや、来たら怒られるからダメか。








ってか来ない方がずっといいに決まってる!





あんな自分勝手なやつ。







……はやく夜にならないかな、なんて。








うそうそうそうそうそ。






んなわけない。







もー、自分どうしたんだろ。