寮の夜は甘い夜。





「!っなにいっ....んんっ」








息をする暇さえ与えないような楓のキスは、
なぜか不快に感じることができなかった。








心臓はバクバクいってるし、クラクラするのに。







楓なんか、好きじゃ、ないのに。












わけわかんない。




頭の中、ぐしゃぐしゃだよ。





そんなことを考えていると、私はいつの間にか座り込んでいた。





キスも自然と止んでいて、楓はしゃがんで私の顔を覗き込んでいた。