由紀ちゃんが私と話してくれない理由が分かった。 そのことについてはちゃんと謝ろうとした。 だけど、その言葉さえ聞いてもらえなかった。 とにかく由紀ちゃんと2人で話したい。 昨日のことを考えながら、駅から学校までの道を歩く。 由紀ちゃんのこと、協力したいと思ってたのに。 どうして上手くいかないんだろう。 「はよっ。今日も元気に行こうぜ」 肩をポンッと叩かれ、明るい声で呼びかけられる。