いつも会うあたしの家の近くの公園
先輩はもう来ていた
「ごめんね、待った?」
「いや、待ってないよ」
「よかった!
ね−!先輩も今日がき」
「別れよっか?」
「え?」
今なんて言ったの?
「だから別れよって言ってんの!」
「なんで?あたし何かした?」
「べつに、でももう飽きちゃったから。
そんだけ言いたかったから。
じゃあな」
「待ってよ!」
そう言っても先輩は振り向いてもくれなかった
うそ...
好きなのはあたしだけだった
高校に入学して中学のころかっこいいなって思ってた先輩に話しかけられて付き合うようになってデートして...
先輩との思い出を思い出しながらあたしは泣いてた
憧れの先輩にこんなに簡単に振られるなんて
あたしの中の優しい先輩の姿が崩れていった

