「おい!」 いつも遠回りしてこの公園を通る理由になっているこの子に初めて声をかけた 「えっ?」 急に話しかけられて驚いたのか大きな瞳をさらに見開いて小さく声をあげた 「お姉ちゃん雨降ってるの気づいてんの?」 「...」 なんで黙ってんだよ... 「てかなんで泣いてんの?」 「それは...」 「とりあえずさ、これで髪拭きなよ」 そう言ってリュックからタオルを取り出して手渡す ほんとはこんな形でもやっと話ができて嬉しくて内心緊張していた 「ありがと」