―――高校1年生の入学式の日。 「優里[ユリ]!あなた早くしないと遅刻するわよ!!」 『わかってるよ~…。』 私の名前は 優里[ユリ] 今日から高校1年生…。 テンションが低い理由は、 今頃、外の清々しい風を浴びてるはずなのに髪型が言うことを聞いてくれなくて絶賛半泣き中なんです。 『よし!!やっと決まった!』 「はいはい。早く行ってらっしゃい。」 『はーい。行ってきまーす!!』 「気をつけてね~!」 『はーい!!』