春夏秋冬

私は
無意識に
トイレに入っていった。


それを見たあの子は
ニィっと
口元を歪め
私を
クラスの子たちで囲んだ。




「ウソツキ…」


ボソッと呟いた
私は自分の言葉に傷ついて
涙が出てきた。
「うわっこいつ泣いてるし
キモーウチらが汚れる。」


そう冷たくあの子はいい放った。

慣れてる慣れてる慣れてるはず…なのに…
ちょっと優しくされただけっ…なのに…

「舞~どうする?」




クラスの子たちは
あの子に
クスクスしながら
聞いた。


誰かっ
誰…


あの子は私の
髪の毛を力強く
持ち上げた