Finale Love

「うん。
yasuさんの夢って何?」

「みんなが笑顔でいることかな」

「そうなんだ」

「笑顔は人を幸せにしてくれるからなー」

「言われてみると、そうだよね」

「なー弥生」

「何?」

「話したくないなら、話さなくてもいいんやけど・・・」

「うん」

「雄祐が知ってて、俺が知らないことってなんや?」

「なんでそんなこと聞くの?」

「知りたいから」

「yasuさんがそんなこと知って、どうするうの?
yasuさんには、関係ないことなんじゃないのかな?」

「弥生からしてみたら、せやな。
でも、俺は弥生の前では雄祐と同じ1人男。
だから知りたい」

「私が話さなくても、yasuさんは雄から聞いてるはずだよね?
それでも、私から聞きたいの?」

「たしかに雄祐から話は聞いてる。
でも、弥生本人からは何も聞いてない」

「雄が言ってたとおりだよ」

「せやけど、俺は納得出来ない」

「yasuさんが納得しなくてもいいんじゃない?」

「なんでや?」

「だって・・・。
私のことなんだから・・・。
yasuさんには関係ないことだよね?」

「弥生ー・・・」

弥生はそう言って奥の自分の部屋へと行った。

弥生が言うように俺には関係ないこと。

でも・・・
弥生のこと思うと・・・
このままじゃいけない。

今の俺が1人の男として弥生に何が出来るんやろう?

これじゃ弥生を傷つけるばかりやなー・・・。

せやけどー・・・
今の弥生を見るのは、正直、ツライ。

俺にしか出来ないことを、弥生にするしかない。

そのために、雄祐は俺に弥生を託した。

yasuはその場から立ち上がり弥生の部屋へと行った。

弥生は少し震えながら背を向けて立っていた。

「俺やて、弥生が今までどんな思いをしてきたか、雄祐から聞いてわかる。
せやけど、弥生自身がちゃんと向き合わなきゃいけないんやないの?
弥生やて、わかるやろう?
だから、雄祐のそばから離れたんやろう?
雄祐はちゃんと弥生の思いをわかってる。
せやから、アイツは別れを弥生に言わんかったんやろう?
なんでその雄祐の気持ちから目を背けるん? 弥生やて、そんな自分いややろ?
俺やて、こんなことで弥生を傷つけたくないんや。
でも、弥生自身がそんなんやったらあかんやろ?
いくら弥生が目を背けても、その事柄からは逃げることは出来ん。
弥生やて、もうーわかってるやろ?
せやから、俺と一緒に東京にきたんやろ?」

「そうだよ・・・。
私は、yasuさんや雄が思ってるほど、強くはない。
私だって1人の人間・1人の女。
傷を抱えて生きてる。
でも、その傷は癒えることはない。