「わかった。
いってらっしゃい」

雄祐は家を出てとあるジュエリーショップに車を走らせてた。

なんでこんなに道が混んでんだ?

そういやー人気ボーカリストyasuのコンサートが今日から始まるんだよなー。

だからこんなに混んでだなー。

はぁー・・・。

相変わらず人気があるボーカリストだよなー。

俺たちもあーなれるのかなー?

雄祐は渋滞にあいながらもジュエリーショップについた。

「いらっしゃいませー。
何かお探しですか?」

「あっ・・・ はい」

「よければお出ししますよ」

「じゃーこの右側にあるリング出してもらっていいですか?」

「右側にあるリングですね?」

「はい」

「プレゼンとかなにかですか?」

「はい」

「そうですか」

「あと左から3番目のリングも出してもらえますか?」

「いいですよ」

その頃。

弥生は近くのコンビ二に買いものにきていた。

何げに女子高校生の会話を耳にした弥生は驚きを隠せずにいた。

「今日だったっけ? yasuのコンサートって」

「そうそう」

「私、チッケト取れなかったんだねー」

「代わりに私が2枚とったから一緒に行く?」

「行く行く。
yasuってエロカッコいいよねー」

「うん」

えっ?!
マジでyasuさん福岡にきてんの?!
そんなこと昨日yasuさん言ってなかった?!

何、私、動揺してんの?!
まぁー私には関係ないことだからいいっか。

弥生はすぐさま買いものをして雄祐の自宅へと帰った。

自宅についたと同時に弥生のスマホが鳴った。

こんな時に誰?!
まさか?!
yasuさんじゃないよね?
yasuさんじゃないことを祈りたい!!

弥生はスマホを手にとり画面をみた。

そこには『yasuさん  携帯』の文字があった。