弥生はそう心に決めながら静かに部屋に戻り雄祐の隣へ静かに入り眠りについた。

翌日の朝。

弥生と雄祐は同時に目覚めた。

「雄、おはよう」

「おはよう。
てか、夜中に誰と電話で話してたんだよ?」

「えっ・・・?」

「その反応はやっぱり電話で話してたんだ?」

「うんー・・・。 まーね・・・」

もうー雄にバレてんじゃん?!

私、何やってんだ?!

こんなことじゃすぐにバレる!!

「で、夜中にコソコソ誰と電話で話してたの?」

「だから・・・友達だって・・・」

「ふんー・・・。友達ねー・・・」

ヤバイ。

これは雄のスイッチが入ってまう。

どーごまかそう・・・?

「弥生?」

「ん・・・?」

「俺に隠し事するとあとが怖いよ」

たしかにそのとおり。

わかってらっしゃる。

「だから・・・」

「だから何?」

絶対に口が裂けても雄には話せない!!

雄が知ったら・・・

嫉妬だけじゃ収まらなくなる!!

「雄には話せない」

「なんで?
俺に話せないことでも話してたの?」

「雄に1つだけ言とく」

「何?」

「浮気とかそんなんじゃないからね」

「当たり前だろう?!」

この雄のヤキモチどうにかならないかなー?

たしかにヤキモチやいてくれるのは嬉しいけど・・・。

時にウザくなる。

「俺、今から出かける用事があるから留守番頼むわ」