「どーだろうね・・・。
でも、もしかしたら、私が雄に望んでることかもしれない。
雄にはそう合ってほしいと思うから・・・」

「そっかー・・・」

「うん・・・」

弥生と美雪は各自の自宅へと帰った。

その頃。

東京にいるyasuはある女プロデューサーとツアーの打ち合わせを事務所でしてた。

「今回の東京、名古屋、福岡のツアーを総合プロデュースをさせていただきます、佐々木真里です。
よろしくお願いします」

真里の紹介を終えたあと念入りの打ち合わせが始まった。

夜10時ぐらいに打ち合わせを終えyasuは会議室から出ようとしてた。

その時。

真里が声をかけた。

「yasuさん、ちょっといいですか?」

「あっええけど」

真里とyasuは人目のつきにく事務所奥の会議室へと入った。

「こんな人目のつかない場所での話しって、なんなん?」

「yasuさんって、水無月弥生さんって、知ってますよね?」

「佐々木さんはなんで、知ってんや?」

「yasuさんにだけに話しますけど・・・」

「うん」

真里は弥生との関係を全てyasuに話した。

「ほな、佐々木さんにとって、弥生は姉さんなんやね?」

「はい。
でも、実の姉じゃないんで・・・」

「それはわかってるからいいんよ」

「今、姉さんって、yasuさんと一緒にいるんですよね?」

「そのことなんやけどー・・・」

「はい」

「インディーズバンドのEMOのⅤoの雄祐って、佐々木さんも知ってるよね?」

「姉さんから話しは聞いてますよ」

「雄祐の元に戻ったんや」

「いつですか?!」

「もうーかれこれ1年前ぐらいやったと思うけどなー・・・」

「それいらい、姉さんとも雄祐さんとも連絡とってないんですか?」

「とってねえーなー・・・」

「そーですか・・・」

「佐々木さんのほうは弥生と連絡とってるん?」

「私も忙しくて、なかなかとっていませんね」