Finale Love

「はい」

「雄祐は弥生ちゃんのこと、どーすんだよ? オマエだってこのままじゃよくないって、わかってんだろう?」

「まぁー・・・」

「オマエにズバリ聞くけどさー・・・」

「なんすか?」

「弥生ちゃんとの結婚、真面目に考えてたんか?」

「はい」

「そっかー・・・。
じゃなきゃマンションも買わないしなー」

「はい」

「今、弥生ちゃんって、たぶんー愛知県の実家に帰ってんだよな?」

「だと思いますよ」

「オマエって、弥生ちゃんの実家の住所って知らねえーの?」

「実家の住所はわからないですけど、弥生が愛知県で住んでたアパートの住所はわかりますよ」

「たしか、オマエを迎えに行ったアパートだよな?」

「はい」

「弥生ちゃんの携帯の番号って、変わってねえーよな?」

「たぶん・・・」

「弥生ちゃんの番号教えてくれる?
俺が今からかけるから」

「はぁっ?!」

「とにかく、雄祐のスマホ俺にかせ?」

雄祐はシブシブ自分のスマホを哲也に手渡した。

哲也は電話帳から弥生の番号を出し自分の電話帳に登録してその場で非通知で電話した。

着信に気づいた弥生は電話に出た。

「もしもし?」

「・・・」

「悪戯電話ならやめてください」

弥生は電話を切った。

さっきの無言電話何?

それも非通知で。

気にしたってしょうがないから寝よ。

弥生は眠りについた。

哲也は耳元からスマホを離した。

「雄祐、この番号まだ弥生ちゃん使ってる」

「そのためだけにかけたんすか?!」

「うん。それにな・・・」

「なんすか?」

「俺が久しぶりに弥生ちゃんの声、聞きたかったから」

「はい・・・???」

「そんな冗談はいいとして」