四つ葉~小さな幸せ~




「ああ!!琴葉やっと来たー!!遅いぞー!!」


「ごめ~ん!!ドリンクコーナー結構こんでてさ~。」


部屋に入った瞬間にクラスの人から野次が飛んできたが軽くあしらい、自分の席に着いた。


暫くして桜も戻ってきた。


けど、彼は一度も私に目を合わせようとしない。


「琴葉も何か歌えばぁ?」


隣の席の子からデンモクが回されてきて、今日の朝も聴いてきたお気に入りの曲を予約した。