好きでした。【短編】



 桜side

 
 

 そう・・知っていたんだ・・


 壮士君が私の誘いを断るのは

  他の子と一緒に帰るからで


 でも・・私は・・・



 壮士君が本当に好きだから・・


 側に居たくて・・・・




 でも・・壮士君は
 私の事どう思ってるのかな・・?



 やっぱり迷惑だよね・・。





 「桜・・・知ってたの?」


 
 「うん・・」



 「じゃ・・じゃぁなんで・・?」



 「・・・好きだから」


 「え?」


 

 「どんなに冷たくされても好きだから・・
    いつかは私にも笑顔を見せてくれるかなっとか
  期待しちゃってるから・・・」



 「桜・・・・」