好きでした。【短編】




  私の目からは更に涙が溢れ出した



 「あ・・こんな事しといて今更なんだよって感じだよな・・
  
    でも・・俺桜と一緒にいたいんだ・・・」



 そう言った彼の頬に涙が伝っていた・・



  あぁ私はこんなにも彼に愛されていたんだなと
   思った。



  私は精一杯の思いを込めて


  
 「私も・・壮士君と一緒にいたいです・・」


  と言った。


 

 次の瞬間 視界が真っ暗になった


  気づいた時には今壮士君に抱きしめられて居るんだと
 思った。





 「ごめんな・・ありがと・・」


  そう言った彼の顔は今までで見たことないくらいの
    優しい笑顔だった・・。