私の彼氏は冷たいです。
 でも私はいくら冷たくされても君が好きでした。



  


 ---------------------------
 
  
 
  私の名前は市ノ瀬 桜(いちのせ さくら)。高校1年生です
   背が低くて見た目もあまり可愛くないし
  なにもかもが普通です。



 こんな私でも彼氏がいます。

  山口 壮士君(やまぐち そうし)といいます。壮士君は容姿端麗で運動神経抜群。しかも勉強はいつもトップで誰にでも優しくて女子からも人気。でも壮士君は私だけ冷たいんです・・・



  でもいいんです。だって好きだから・・・





  放課後---

 「そ・・壮士君!!」

「・・・ん? なに?」
鋭い視線で私を見てきた。
 
そして冷たい口調。。

 
  

 「きょ・・今日一緒に帰ら「今日用事ある。」

 

 「あ・・そうなんだ。あっうん!わかった!!大丈夫だよ」


 
 「・・・・・・」

 壮士君は無言で教室を出て行ってしまった。



 あ~今日も断られちゃった・・

もう毎日だから慣れちゃった・・・


 なんで私が毎日断れるとわかっていて
 誘うかって?


 それはいつかは一緒に帰ってくれると思って・・
  少し期待をしているから。