「ゆきちゃん、ごめんね。ゆきちゃんが机から落ちるとき、助けてあげられたら良かったんだけど。」


僕たちは久しぶりに一緒に帰っている。


さっきから、黒埼はやけに殊勝だ。


少し気味が悪い。


「あっ」


僕はあることを、おもいだして声をあげた。


「?何、ゆきちゃん。」


「神様からの命令で追加がある。」


「ええ、まだあるの?」


「花野さんにはあまり近づくな、以上。」


「えっ?何で」