それを遅れて着いた遠藤くんも聞いたらしい。 「え、それ、こいつからもらったんすか?」 「え、うん、まあ… てか、あんたさー、あたしは先輩なの!何勝手に下の名前で呼んでんのよ! 普通仁科さんでしょ!」 「え、だって… みんな下の名前で呼んでるし、 こいつだって…」 「圭一郎は元から知り合いで、 何年も前からそう呼んでるからよ! とにかく、仁科さんて呼びなさい!」 「…いやです。 かなさんて呼びたいです!」 「…はあ!?」 何も言わずというか、 もはや何も言えずに 課長室に乗り込んだ。