20100228-Anniversary-


浩輔が出るのを待ちながら、私の頭の中はは瞬間湯沸し器みたいになっている。


付き合い始めは駅まで迎えに来てくれてたのに、この変わりよう・・・何?


『・・・もう嫌。』


悔しくて悲しくて駅前なのに涙が出てきた。


涙を必死に堪えてると


『・・・もしもし。』


寝呆けた声を出した浩輔。


まだ、第一声が慌てふためいて謝罪の言葉だったら許せたかも知れない。
けれど、この瞬間私の中で急激に気持ちが冷めていった。


・・・この人とはもう無理だ。もう頑張れない。


直感的にそう思えた。


『帰る。』


もう無理、こんな思いで付き合っても絶対上手くいかない。


涙は止まることなく溢れてくる。


『・・・え?帰るって?』


まだ、ボ-ッとしている浩輔にキレた。


『だいたい、遊ぼうって決めてたのに連絡はつかないし、来て良いのかも分からなかった。
それなのにごめんの一言も焦った素振りもない!・・・ふざけんな!!!』