理由なんてひとつしかないじゃん。


『・・・恥ずかしいんだもん。』


『大丈夫、誰も見てない。』


いやいや、ここは死角とはいえ大通り沿いだから。


そう言うと、


『暗いから大丈夫。』


なんの保証も根拠もない理由を言ってきた。


『心の準備が・・・。』


『えー!!それいつになるの?』



それでも、諦めきれないらしい浩輔はもう必死。

ここまでキスをしたいのか、この人は(苦笑)


『お願い!!』


『無理!!』


の会話を続けること約30分ー・・・








とうとう、先に折れたのは-・・・。