お互いの家族構成、好きなもの、趣味ー・・・
他愛もないやり取りを繰り返しながら南谷さんの人柄を分かっていく。


いつしか、ポケベルが鳴るのを心待ちにしていた。






-ある日の夜-


ご飯を食べて自分の部屋に行くとポケベルにメッセ-ジあった。


【ヒナチャンスキナヒトイル?コウスケ】


それは、最近楽しみにしている南谷さんからだった。


・・・好きな人かぁ。


考えて該当する人がいないことを確認。


【イナイヨ!ヒナ】


その日はそれで特に返信もなかった。何だったんだろうと疑問に思いつつもあまり気にせずに就寝した。