初めまして♪
大山 祐希です。
私は今、本気で恋をしています。


今日はいつもより少し寒い朝。
「おはよ!」
いつも一緒に登校している西川 奈津に挨拶をする。
「おはよ☆」
奈津も同じように挨拶してくれる。
そこから、いつもどおり学校へと向かう。
その途中。
私の本気で好きな人。
大野 祐真が前にいた!
「あっ!」
と私は驚く。
「挨拶しないの?」
私はいつも、朝には好きな人に挨拶をしてアピールしてる(笑)
「大野!おはよ♪」
「おぉー。大山か・・・。はよ。」
いつもこんな、気の抜けた返事しか返ってこないけど、私はそれでもこの恋だけは諦めたくない恋なんだ!
だから、どんな事があっても諦めないってきめてる!
私たちは、中学1年生になったばかり。
今はみんな恋だとかそんな事には興味ないみたい。
奈津だって好きな人はいない。
奈津はバレー命のスポーツマンだから。
でも、私はまだ部活も決めてなくて今は大野のことしか考えてない(笑)
大野も好きな人いないって言ってたような気がする。
だから、私を好きになってもらえるように頑張る!って決めた。
「ねぇねぇ。大野って何部に入るつもりなの?」
私はサグリを入れた。
「うーん。まだ決めてない。大山は?」
えっ。まだ決めてない・・・。でもそんな事言えない。
「えーと。バドミントン部かテニス部で迷ってる。」
とっさに言った言葉。でも嘘はない。ほんとにバドミントン部も楽しそうだし、テニス部も楽しそうなんだよな。
「へー。俺、バドミントン入ってみよっかなー」
えっ?まじで!じゃあ、絶対