総務課から鍵をもらい、地下の資料室へと向かった。 自社が製造、販売している医薬品の文献や実験結果などあらゆる資料が保管されている。 『1日で終わるかなぁ。』 私は独り言を言いながら、言われた通り片付けをした。 薄暗い部屋。 窓もない。 普段、ここへ来る人はあまりいない。 私は内側から鍵を掛け、パイプイスに座った。 独りも悪くないな…。 今日はあまり人と接したくなかったから、丁度よかった。 ゆっくりと瞳を閉じ、あいつの顔を思い出していた。