何やら周りが騒々しい。
うっすら目を開けると、夫の両親や私の両親までもがいた…。
母は…泣いていた。
自分の娘がこんな事になってしまい、自らを悔やんでいるのか…。
お母さん…。
あなたは何も悪くない。
悪いのは、全部私なの…。
だから…自分を責めないで。
お母さんの子育ては間違ってなんかいないよ。
私は、お母さんを尊敬している。
こんな娘で…ごめんね…。
『暁!気がついたの?』
『…お母さん…。』
『あんた…。』
『子供は諦めなさい。』
父さん…。
『お前に…病気が見つかった。』
えっ…?
私…どこも悪くないよ…。
子供を諦めるなんて…出来ないよ…。

