いつもの部屋なのに…。 何かが違う。 さっきまで純が確かにいたという証拠があるから…。 ソファーには純の匂い…。 私の大好きな香水。 飲みかけのカップ…。 私はそのソファーに横になり、微かな温もりを探し求めた…。 そして、そのまま眠った。 目が覚めると、その微かな温もりたちもいなくなっていた…。 またあの日々が…始まる。 もうすぐ…夫が帰ってくる。