『…あのね、純…。』





『なに?』




『私…そろそろ…帰らないと…。』




娘が心配だ…。



ちゃんと、ご飯は食べたのか…。


夜、ちゃんと寝たのか…。



こんな私だけど、やっぱり親だから…。





『…そっか。もうそんな時間か…。』




『…ごめんね。』




『わかってるよ。近くまで送る。』




私たちは支度をし、ホテルを後にした。