熱い…。
体が…熱いよ。
早く…上がってよ…。
純が先に上がらないと…上がれないんだから…。
『…おい!しっかりしろ!』
『…ん…。』
『気がついたか?』
『あ…れ?私…。』
『のぼせたんだよ。無理して入ってるから。』
途中で気を失ってしまっていた…。
気がつくと、ベッドで横になっていた。
『ここまで運んでくれたの…?』
『当たり前だろ?心配したんだから。』
『ごめんね…。』
『いや…大丈夫ならいいんだ。よかったぁ…。』
安心したのか、私の隣に横になる純。
暫くすると、純の寝息が聞こえてきた。
時計を見ると、3時になろうとしていた。
外はまだ暗い。
疲れちゃったんだね…。
心配かけちゃって、ごめんね…。
純の寝顔をずっと見ていた…。
いくら見ても飽きない。
このまま、時が止まればいいのに…。
ずっと…一緒にいたい…。

