『あーきーらーちゃん。』 知らないってば。 『…。』 『…。』 あれ? 今度は純が怒っちゃった…? そーっと純の方を向いた。 『…!!』 『暁。おいで?』 純は腕を広げ、笑顔で私を迎え入れようとしていた。 私も、笑顔でその腕に飛び込んだ…。 『…やっと…ゆっくりできるな。』 『うん。』 ほのかに香る純の匂い…。 私と同じシャンプーの匂い…。 ゆっくり…部屋の明かりを落とした…。