2人の記念に、お揃いのペアリングを買った。 可愛ちゃんはとても喜んでくれていた。 週末には、彼女の家に行き、話をして一夜を過ごす。 だけど、俺は彼女に手を出す勇気がなかった…。 心の中で…まだ…暁を想っていたから…。 可愛ちゃんと付き合えば、忘れられると思った。 だけど、一瞬にいればいるほど、暁の顔が浮かんでしまう…。 忘れるどころか、どんどん好きになっていた…。