そして、生徒達が下校していき教室内は私と先生だけになりましたわね…
ふふっ、さぁ…面白くなるかしら?

「川島先生、では…移動しましょう?」

「はい。でも程々に…ですよ?」

しばらく移動すると、先生は壁を…

蹴った

「せ…先生!?」

“ガコン”という鈍い音がして、“カチャン”と言う音と共に金具がいくつか外れた

金具が外れると、正方形に壁が落ちた

「くす、先生の秘密基地なので、バラしちゃ駄目ですよ?」

落ちた壁の奥に鍵穴。
そして、手すり。

「わぁ、凄い…ですね…」

「式での新入生代表の言葉、頑張っていたようなのでご褒美ですよ。

…さぁ、開けますよ…?」