たった一度きりの…



「今ね、あなたにも分からないような、結界を張ってるの」


そう言うと、パリパリッという小さな音がした。


水夫の周りの空気にたくさん、細かい光の亀裂が走る。


水夫が光の亀裂にトンと指で触ると、音ならぬ音が響き渡り、それらは破片となって、消えた。





結界の無くなった水夫の姿は。

「………!!!?」




水夫は薄く笑う。