たった一度きりの…



「僕、君を守りたいんだ!
…今までもずっとそうだったんだけど。

守れていなかったと思うから。


これからはもっと頑張るから!…ダメかな?」


水夫は驚いた顔をしている。


僕は黙って返事を待った。


「もちろん。ダメなんて言えるわけ無いわ。


ねぇ…その気持ちを一言で言うと、どんな気持ち?」

予想外の返答だ。
でも、その質問は簡単だと思う。

「守りたい」

即答すると、「違う」とバッサリ斬られた。


「『守りたい』っていうのはどこから来るのよ?」

悩む僕に苛立ちを感じたようだ。


「あ……えーっと…」

ひとつ思いついたけど、言いなれてなくて、恥ずかしい。


「………好き?」