「ごめんね、ごめん…ごめんなさい…!
わたしが悪かったの。なのに…先に謝らせてごめんなさい!!」
「そんな……水夫――」
「もう、もう良い!
あなたの事を疑ってなんかいないわ。あの日は何かおかしかったのよ!
あんな人達が言う事なんか信じて…」
あんまり泣きじゃくるものだから、水夫の言葉は、言葉にならなくなってしまった。
僕は水夫を落ち着かせて、ゆっくり、話を聞きだす。
「あの人達に名前の事を言われるのは、あなたがいた、2回だけじゃないの。
何度も言われてて…
いつもは適当にあしらうんだけどね、あの日は、任務が上手く進まなかったから、苛々してたんでしょうね。
いつもと同じ事しか言われてないのに、あの日だけ気にして…」


