たった一度きりの…



「水夫、ごめん!」

僕は覚悟を決めて言った。
突然言ったから、水夫は驚いたようだ。


先に水夫に言わせるより、自分が言った方が良い。


水夫がどうしても知りたいというのなら、名前を付けた理由だって、長々と説明してやる。





そんな覚悟の上で、出した言葉だった。