「そんなの、言葉でどう言われたって信じられる訳、無い!!」


当たり前だ。

水夫の言う事は間違っていない。

でも、僕はこれ以上の言葉を見つけられない。



水夫は、毎日1年分の知識を得るけど。

でも、それは、

知識だけ。

なんだ。


実際に体験した事に対しては弱すぎる。




悲しむ水夫を見ながら、

『僕は水夫を守ることができないのか…?』

そればかり、考えていた。